また

あの夏がやってきた

どこまでも

どこまでも

限りなく青い空

真紅の翼が

見えそうな空

好きな

白桃をかじって

ポルコを

待とうか

はくとうの
 うぶげのかげの
  しろきはだ
   したたるみつに
    しふくのえがお

      白桃の
       うぶげの陰の
        白き肌
         滴る蜜に
          至福のえがお

まもりがみ

2001年7月13日


最初に頼るのは あなた

最後に頼るのは あなた

このフレーズは かなたさんのです

これを読んだ時

はっとしたの

最初に頼っても

・・・・・いいの


いつも

走っている

笑み浮かべて

疾風をきどっている

弱音は

独りで

ごっくん

でも

でもね

半べそかきながら

叩くドアは

最後の砦


いにしえの
 いぶきもつきみ
  まぶしくて
   このみをつつむ
    まほうのそのて

      

      

      太古の
       息吹きもつ君
        眩しくて
         好みを包む
          魔法のその手


   





言葉に抱かれて

2001年7月12日

よごと

夜毎

彼の人の

言葉に抱かれて

眠りにつく

彼の人の

言葉だから

誘われる


同じ言葉でも

希望を感じ

絶望を感じ

癒しを受け

棘を刺す

彼の人の言葉だから

抱かれて

夢の中


くちのはに
 のぼることばを
  あたためて
   とまどうとき
    またえみをうむ

      


      口の端に
       のぼる言葉
        暖めて
         戸惑うとき
          また微笑を生む




   


意味もなく

2001年7月11日

容赦ない陽射し

糸遊が誘う

遠景の向こうで

手を振る君

もどかしげな

その手

わたしは

この手で

小さな石ころを

転がす

転がす

陽炎の中

ゆがんだ軌跡が

あなたへと続く

不思議そうな眼

ただ

転がしてみたかっただけ

面白いよ



ころころと
 かげろうのなか
  いしめぐり
   きみにとどくか
    ひとりうらなう

      ころころと
       糸遊の中
        石巡り
         君に届くか
          一人占う




頬はんなり

2001年7月10日

これでもない

ぽい

あれも、ちと

ぽい

心に見合った

言葉が見つからない

探しても

言葉の森の

さ迷い子


やっぱり

これ・・・

うん

これしかないかな

あまりにも世俗的

でも

でも

素直に



すき




すきなの





すきなんです



ことのはを
 想いふきこみ
  ことだまに
   ふるえるこころ
    きみにくちうつし

      
      言の葉を
       想い吹き込み
        言霊に
         ふるえる心
          君に口移し



   
   


風に乗って

2001年7月9日

風が好き

微かなそよぎ

葉の囀り

一陣の風

翠の薫り


ふんわりと
 わがみはちゅうに
  うくごとし
   きみというかぜ
    せいらんににて



      ふんわりと
       我が身は宙に
        浮く如し
         君という風
          青嵐ににて


朝が来る前に

2001年7月8日

星降る夜は

波に

身を委ね

母なる海で

人魚となる


ぐんじょうの
 なみまにうかぶ
  きんのつき
   ゆれてからみて
    あわべにといき



      群青の
       波間に浮かぶ
        金色の月
         揺れてからみて
          淡紅吐息




そう

どんなに遠く

離れ離れになっても

想っていれば

心は

離れない

赤い糸は

結ばれているものではなくて

お互いが

紡いでいくもの



よきゆめは
 どこかせつない
  たなばたのよ
   かのひとのいと
    きみのいととわに

      
      よき夢は
       どこか切ない
        七夕の夜
         彼の人の糸
          君の糸永久に

花占い

2001年7月6日

咲き終わった花を

ひとつ

一つ

呟きとともに

取り去っていく


すき

すきなの

あいたい

あえる




たわいない
 はなうらないに
  はずませる
   ちいさきこころ
    どきどきのとき

      
      たわいない
       花占いに
        弾ませる
         小さき心
          ドキドキの時




風に任せて

2001年7月5日

風と戯れる

髪が

スカートが

ひるがえり

ハミング


かぜまかせ
 ゆったりさんぽ
  ゆらゆらと
   そよぐあしはら
    てんめざすやご

       風任せ
        ゆったり散歩
         ゆらゆらと
          そよぐ葦原
           天目指すヤゴ


かぜうけて
 きみとてつなぐ
  さんぽみち
   あおぐそらとぶ
    こころのとんぼ

      風受けて
       君と手繋ぐ
        散歩道
         仰ぐ空飛ぶ
          心の蜻蛉
          

あてなしびと

2001年7月4日


夕暮れの交差点

行く宛てなどないのに

信号を待つ

人の流れに流されて

行き交う人に

はじかれて

それでも

一人ぼっちは

いやだから

彷徨うの


こうさてん
 わたるひとびと
  さきいそぐ
   ゆくえもしらぬ
    わがみこのとき




天に願いを

2001年7月3日

夜風に

ほしぼしが

吹かれてる

遠き瞬き

永劫の時を

越え

わたしの手のひら



たなばたの
 たんざくにおもい
  かきしるす
   おだやかなとき
    ゆりかごのきみ

      

      七夕の
       短冊に想い
        書きしるす
         穏やかな夜
          ゆりかごの君

   


出航

2001年7月2日


きもちが流れていく

小さな一筋の

雫の流れ

のんびり

青空見上げ

旅を楽しむように

気がつけば

心溢れ

激流となる




わがこころ
 きみのきもちで
  みちあふれ
   おおうなばらに
    あらたなこうせき

      わが心
       君の気持ちで
        満ち溢れ
         大海原に
          新たな航跡




暑かったね

2001年7月1日
強い陽射しに

ジリジリ焼かれ

心が

からからに

干上がっていく

喉を

潤したいの


ひとのみに
 きみをのみほし
  えみうかべ
   あつきよはふけ
    あさはやすらか

      

      ひとのみに
       君を飲み乾し
        笑み浮かべ
         暑き夜は更け
          朝は爽やか
    

糸雨

2001年6月30日
ひさびさに

梅雨ぽい一日でした

こういう日は

鬱蒼とした

言葉の森で

湿った土の

匂いのする言葉を

探しましょうか



しとしとと
 おともなくふる
  いとのあめ
   たいこのかおり
    いまよみがえる


      しとしとと
       音もなく降る
        糸の雨
         太古の薫り
          今蘇る

夢の途中

2001年6月29日

暑い昼下がり

けだるい時が

手招きしてる

午睡への誘惑



うたたねの
 きみのえがおの
  そのわけを
   おもいめぐらし
    うとうとよりそう



      転寝の
       君の笑顔の
        その理由を
         思い巡らし
          うとうと寄り添う



茜さす

2001年6月28日


 あさやけを

 しずかに

 しずかに

 むかえました


 ゆうやけを

 のほほんと

 むかえました



 ひざかかえ
  わがみをいだく
   かなしきて
    きみのおおきな
     そのてかさねて

       膝抱え
        我が身抱く
         哀しき手
          君の大きな
           その手重ねて




眠れぬ夜に

2001年6月27日

どんよりした

大気の中で

わたしは

闇に沈む

心地よい眠りに

犯されるときを待つ



みなぞこに
 ぎんのゆびわの
  ひかるよる
   だれかのゆびを
    にぎってねむる

      


      水底に
       銀の指環の
        光る夜
         誰かのゆびを
          握って眠る



もっと感じて

2001年6月26日



緑風のゆく手を

さえぎって

立ち尽くしてごらん

人はね

誰でも

自然を感じることができるの

目を閉じてごらん

風が囁いて

君のまつげを揺らす

髪をゆすって

こそばゆい感覚を

思い出させてくれる


ねぇ

君の五感を

目覚めさせようよ



たゆたゆと
 かぜにふかれし
  ひるさがり
   いたずらさそう
    まどろみのきみ



      たゆたゆと
       風に吹かれし
        昼下がり
         遊戯誘う
          微睡のきみ


    

だったらいいのにな

2001年6月25日

風に吹かれて

ハミング

心弾ませ

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かなしみが
 こころをつぶす
  そのまえに
   まためをとじて
    あなたにあおう

      

      哀しみが
       心を潰す
        その前に
         また目を閉じて
          あなたに会おう




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