梅雨の中休みではなく
 
猛暑の中休みの雨
 
ささやかな雨を待ち望んで

花開く紫陽花の可愛いさ

花はなんて素直なんだろう
 

今日は日傘がいらない


あじさいの
 けなげなこころ
  しらずてか
   あかきたいよう
    このみもこがす
 
 
     紫陽花の
      けなげな心
       知らずてか
        紅き太陽
         この身も焦す
 
 
 
 
 
疲れたときは

膝を抱えて休んでごらん

走り続けることだけが

生きる証ではないのだから
 

雨の日はそっと目を閉じ
 
雨音を聞いてごらん

目に映ることばかりが
 
真実とは限らないのだから
 

堕ちて行くのなら

全てに身を任せてごらん

失うことばかりが

悪いというわけではないのだから
 
 

あまだれの
 おとにしずむる
  こころねに
   そっとよりそい
    あすをみつめる
 
 
 
雨だれの
 音に静むる
  心音に
   そっと寄り添い
    明日を見つめる

 
 
 

   

      

梅雨の晴れ間

2003年6月19日
 
はっと
 
気がついたら
 
きみが
 
笑っていた
 
 
つられて
 
 
私も
 
 
ふふふ
 
 
 
 
 
つゆににて
 まいにちふりそう
  こころそら
   ゆめのえがおに
    すかっとはれて
 
 
 
      梅雨に似て
       毎日降りそう
        心空
         夢の笑顔に
          スカッと晴れて
 
 
 

雨降り花

2003年6月4日
 
 
窓の外は
 
今日も
 
降りだしそう

 
梅雨だもの
 
わかってる
  

なのに
 
つい
 
つい
 
ためいき
  

 
雨降り花を
  

つまないで
 
  
 

 
くるなつに
 たちはだかりし
  ひびのあめ
   うのはなちらし
    あじさいわらう

 
 
     来る夏に
      立ちはだかりし
       日々の雨
        卯の花散らし
         紫陽花笑う
 
 
 
 

        
  

夜更けに

2003年5月19日
  

ぽつん
 
ぽつん
 

 
あまだれが
 
忍び寄る
 
 
眠れぬ心に
 
忍び込む
 
 
ぽつん
 
 
ぽつん

 
 
 
あまだれは
 ねむれぬよるの
  こもりうた
   まくらぬらして
    ゆめをむすびて
 
 
      雨だれは
       眠れぬ夜の
        子守唄
         枕濡らして
          夢を結びて
    
 
 
 
  

桜雨

2003年4月6日
  
 

こんなにも
 
雨が
 
風が
 
似合う花はない

 
  

ピンクの雨だれが
 
ぽつん
 
 
 
好きやねん

 
 
風が

 
さわっと
 
 
あまだれ
 
 
いっぱ〜い
 
 
 
すきやさかい
 
 
 
頬染めて
 
 
ことしも
 
 
サクラが
 
 
 
謳う

 
 

 
 
ぬれそぼる
 きはだにほほを
  おしつけて
   つぶやくおもい
    きょうじょのごとく

 
 
      濡れそぼる
       木肌に頬を
        押しつけて
         呟く想い
          狂女のごとく

 
 
 
 

緑雨

2002年7月1日
 
 
 
雨中の中
 
夢中で
 
緑の木々を
 
滑り落ちる
 
雨だれを
 
みつめる
  

褐色に
 
若葉色に
 
鶯色に
 
自在に
 
変化する
 
天の申し子たち

 
 
 
 
つるりんと
 はとたわむれる
  しずくたち
   うけるてのひら
    みどりにそまる
 
 
 
 
 
 

    
    

あまだれ

2002年6月20日
ぽろろん
 
ぽろろん
 
ピアノが
 
誘う
 
ぴちゃん
 
ぽちゃん
 
雨だれが
 
歌う

 
 
 
  
あまだれは
 そらのぬけがら
  かなしくて
   われをわすれて
    ようきにうたう
 
 
  
     雨だれは
      空の抜け殻
       哀しくて
        われを忘れて
         陽気に歌う
 
 
 
 

 
 
 

雨宿り

2002年5月30日
 
ざっと
 
吹きつける風に
 
空を見上げる
 
天の
 
泪が
 
ぽつり 
 
青桐の下に
 
駆け込む
 
 
 

とびまわり
 おれしはねを
  つくろいに
   とびこむむねに
    なみだこそふる

 
 
 
      飛び回り
       折れし羽を
        つくろいに
         飛び込む胸に
          泪こそ雫る
 
 
 
 

五月雨るる

2002年5月17日
 
 
 
降るる
 
降るる
 
雨が降る

 
青葉の隙に
 
雨が降る
 
 
 

さみだれは
 わかばあざむき
  ふりつづく
   はくにゅうにけぶる
    まちのこころかな
 
 
 
    
     五月雨は
      若葉欺き
       降りつづく
        白乳に煙る
         俟ちの心かな

 
 
 
 

愉英の雨

2002年4月21日
 

春の雨は
 
やさしく
 
音もなく
 
花を包み込む
 
 
見とれる私も
 
花となれ
 
 
 
 
あたたかく
 はなぶさぬらす
  ゆえのあめ
   つつまれたし
    きみのこころで

 
 
     温かく
      英濡らす
       愉英の雨
        包まれたし
         君の心で
 
 
 
 

 
 

   

驟雨

2001年11月10日
冷たい雨なのは

牽牛と

織姫が

逢瀬の別れの

せつなさに

流す涙

なのでしょうか
 
 
 
 
せつなくて
 みあげるてんに
  みつめあい
   ほほえみかわす
    ふたりのかげ 
 
 

    

雨中の月

2001年10月1日
冷たい

雨が

宵闇に

まぎれて

静かに

月を隠す

おにごっこ

永遠に

みつけられない

そんな

心細い

いま
 
 
 
 
 かがやいて
  わたしをてらして
   ほほえんで
    そんなおもいを
     うちゅうになげる 
 

      輝いて
       私を照らして
        微笑んで
         そんな想いを
          雨中に投げる 
 
 
 
 

糸雨

2001年6月30日
ひさびさに

梅雨ぽい一日でした

こういう日は

鬱蒼とした

言葉の森で

湿った土の

匂いのする言葉を

探しましょうか



しとしとと
 おともなくふる
  いとのあめ
   たいこのかおり
    いまよみがえる


      しとしとと
       音もなく降る
        糸の雨
         太古の薫り
          今蘇る

あめあがり

2001年6月14日
雨上がり

水溜りを

出遅れた雨雲が

過ぎっていく

なんだか

可笑しくて

水溜りに

じゃぷん



はれたなら
 あわぶくぶくと
  あらいます
   おひさままぶし
    ぴかぴかこころ

   

きづいてよ

2001年6月7日
土砂降りの中

たちすくんでいる

傘をさがして

目の前を

カラフルな傘が

通り過ぎる

私の傘

あなたの手に

めをふせて
 ふるえるからだ
  だきしめて
   こごえでいった
    きづいてよばか

      

      目を伏せて
       震える身体
        抱きしめて
         小声でいった
          きづいてよ ばぁか

相合傘

2001年5月22日
交差点に佇む

うん?

あめ。。。。

傘、さそうかな・・・

どうしよう

えっ・・・

傘・・・

だれ・・・

あ・・・

こまる

どうしよう・・・


たぎりたる
おもいをひめて
かたわらに
うつむくうなじ
からむまなざし

              

              
              滾りたる
              想いを秘めて
              傍らに
              うつむく項
              からむ眼差し

濡れる

2001年5月16日
静かな雨

微かな緑の香

濡れる髪

滴り落ちる雫

好き

大好き

5月の雨

しなやかな
かんうふりそそぎ
われぬらし
きみおもうなみだ
そっとふきさる
          

          
           しなやかな
           甘雨 ふりそそぎ
           吾濡らし
           君慕う泪
           そっと拭きさる

ふりかかる
すいうをうけて
あおばかげ
ゆれることだま
きみにふきこむ

             

             ふりかかる
             翠雨 うけて
             青葉陰
             揺れる言霊
             君に吹き込む

雨に打たれて

2001年5月11日
ちょっと

落ち込んだ日には

雨の公園でスキップ

雨に打たれながら

泣いてみる

誰も涙なんて思わない

大きな木の下で雨宿り

緑を含んだ雫が

私を包む

緑の精が心で踊る


すっきぷね
はねておどって
ふりおとせ
まとわりつく
やみよ とびちれ

女神の涙

2001年5月8日
 雨は

 女神様の涙

 虹は

 女神様の微笑み

 幼き日のたからもの

  

  おおらかな

  きみのえがおに

  るい るいと

  ひとすじひかる

  こころのもよう

  

 

  大らかな
  君の笑顔に
  涙 累と
  一筋 光る
  心の模様

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