七草

2005年1月17日
 
氷雨が
 
音も立てずに
 
街を濡らしています
 
こんな夜は
 
遅まきの
 
七草粥

 
  

雑炊の 
 鍋ことことと 
  語りかけ 
   女独りが 
    春かき寄せる

 
 
 
 

 
 

冬の朝

2004年1月8日
 
 
白っぽい空が
 
あそこにも
 
ここにも
 
まうえにも
 
ぽっかり
 
浮かぶ
 

雲を寄せ付けない
 
冬の空
 
 
 
ちゃくめろを
 かえてみたとて
  うたわない
   ひゅるるとかぜ
    こころふきぬける

     着メロを
      替えてみたとて
       歌わない
        ひゅるると風
         心吹き抜ける 

 
 
 
ぼそぼそと
 やみにつぶやき
  ながれだし
   かきあつめては
    そっとくちづけ
 
 
 
ゆりかごの
 きみのささやき
  うれしくて
   えみえみえみで
    ゆめにたゆとう 
 
 
 
 
 
 
 

 
 

冬物語  ?

2003年1月22日
 

時の流れは
 
不規則
 
眠りに落ちる
 
その時は
 
しずかに
 
しずかに 
 
おだやかに
 
 

 
 
ふるあめが
 こっそりゆきに
  かわるとき
   ねむりのふねに
    ひとりゆられる
 
 
 
      降る雨が
       こっそり雪に
        変わるとき
         眠りの舟に
          独り揺られる
  
 

        
 
     おともなく
      ただようふねの
       ゆくさきは
        ひろきうなばら
         きみのうでのなか
 
 
 
          音もなく
           漂う舟の
            行く先は
             広き海原
              君の腕の中

  

 

冬物語   ?

2003年1月7日
 
 
窓の
 
向こうに
 
吹き荒れる
 
木枯しに
 
ウインク 
 

 
熱きとき
 
悪戯心
 
呼びさます

 
 
 
たわむれて
 つむぐときの
  いとおしさ
   いたずらさそい
    あまえるひとみ
 
 
      戯れて
       紡ぐ時の
        愛おしさ
         いたずら誘い
          甘える瞳 
 
 
 
 
 

冬物語   ?

2003年1月6日
 
 
海と空が
 
抱き合って
 
同じ色に
 
暮れるとき
 
 
水平線を
 
ゆっくりと
 
パープルの
 
観覧車が
 
廻る 
 
 
 
 
ひとときの
 ながれるけしきに
  めをあわせ
   だまってうなずく
    ときよとまれ
 
 
 
 
     ひと時の
      流れる景色に
       目を合わせ
        黙って頷く
         時間よ止まれ
 
 
 
 

    

冬物語   ?

2003年1月5日
 
 
はじめてのまち
 
陽だまりの坂道
 
赤い山茶花に
 
重ね落ちる
 
白き山茶花
 
 

 
いつか来た道と
 
いつか
 
いえるよね
 
 
 
 
ひょうひょうと
 かたるよこがを
  みあげては
   こばしりにおう
    かげかろやかに

 
 
     飄々と
      語る横顔
       見上げては
        小走りに追う
         影軽やかに

 
 
 
  
 

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