告げざりし想いの恋とあきらめて
    夏に向かいて走る走る日々
 
 
断ち切りし刃の光まぶしくて
    それでも一歩絶ちとどまらん

 
いつの日かこの胸に棲む妖精を
    解き放たん阿修羅になりて
 
 
揺らめきの炎に投げし恋心
    思い切れずに夜空を焦がす
 
 
靄に目覚めの小鳥寝ぼけ声
   長き一日チイとはじまる

 
珈琲の香りたなびく朝だから
   おはよう言う君いてほしい〜♪

 
さしのべしこの指先にふれしきみ
   命のすべて吹き込まれし

 
傷つけて傷つけられし青いとき
    それでも燃える時よまぶしく
 
 
ふわふわの わたげあつめて ゆめまくら
    いっしょにみるゆめ しょかのはなばたけ
 
 
こそばゆい想いはどこに続くのか
   握りしめたる手そっとひらく
 
 
谷越えて山吹き渡る風にのり
    緑翠の木々を見つめん
 
 
切り裂きし雲の波間に飛び込んで
     すとんと落ちる君の腕の中
 
 
わくわくのときはまだかなまだかなと
      見やる携帯着信の音
 
 
あまだれがぽつんぽつんと子守唄
      羊とともに眠りに誘う
 

雨上がり小さな駅舎に虹かかる
     見上げし人に笑みの輪広がる

堀川に映りし柳風誘う
     路地に響くはきみの下駄の音
 
 
昼顔のそっと眠る宵闇が
    迫りし時に風鈴響く

月待つと人にはいいて君を待つ
    暮れなずむ空星指おりて
 
 
初恋は電車の中刷り目の端に
    人に押されて嬉しき隣
 
 
海神の歌ねど知らぬそぶりして
    うみをおおぞらをともにうたわん

  

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索