クリスマスのイルミネーションが消え

松飾も取り払われ

街が本来の姿に戻る

なのに

戸惑う木枯らし

 
 
 
つなぎあう         
 
 てのぬくもり
 
  まちをゆく
 
   こがらししばし
 
    あきれてえがお
 
 
     繋ぎ合う
      手の温もり
       街を行く
        木枯ししばし
         呆れて笑顔
 
 
 
きらきらと
 
 ひかるひとみが
 
  かたるとき
 
   もゆるおもいを
 
    そっとてわたす
 
 
     きらきらと
      光る瞳が
       語るとき
        燃ゆる想いを
         そっと手渡す
 
 
 
みつめあい
 
 からみしこどう
 
  たかなりて
 
   あおぎみるきみに
 
    おぼれゆくよる
 
 
     見つめあい
      絡みし鼓動
       高鳴りて
        仰ぎ見る君に
         溺れ行く夜
 
 
 
ひたひたと
 
 よせくるなみに

  みをゆだね
 
   たまゆらのおと
 
    しじまにもれる
 
 
     ひたひたと
      寄せ来る波に
       身を委ね
        玉響の音
         静寂に漏れる
 
 
 
さよなかに
 
 ひびきわたる
 
  はつねかな
 
   たゆとうなかに
 
    こがらしきえゆく
 
 
     小夜中に
      響き渡る
       初音かな
        たゆとう中に
         木枯し消えゆく
 
 
 
はつづきの
 
 こよみにしるす
 
  ひめごとは
 
   ほほそまりて
 
    そっとうたによむ
 
 
     初月の
      暦に記す
       秘め事は
        頬染まりて
         そっと歌に詠む
 
 
 
 
        
 

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