尽くす言葉、尽きせぬ心音
2001年9月3日想う人がいる
心を
思うようには
開けなくて
いつも
戸惑う
でも
でも
歌詠みだから
想いの丈を
歌にする
心届けと
言葉を紡ぐ
紡いで
紡いで
悲しくなる
この想い
煙草をもみ消すように
消せやしない
信じて
この想いを
信じたい
信じさせて
あなたの想いを
言葉は尽きても
心音は尽きない
表わすことのできない
この想い
もどかしくて
唇を噛む
老いた哲学者の言葉
「年老いたいまでも
手をつなぐことは
キスすることよりも恥ずかしく
ためらわれるものだ」
そう・・・
言葉尽きたら
君の手をとり
伝えよう
心の震え
高鳴りを
聞かせて
君の想いを
ひとすじの
うたにおもいを
こめたひは
みつめるよぞら
きみもみあげて
一筋の
歌に想いを
篭めた日は
見つめる夜空
君も見上げて
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