この日

2015年3月9日コメント (1)

春だから

そんな言葉あざ笑う

でも

春だから
わからぬ君に
耳あずけ
心かくして
時をさまよう




アイシアッテイルカィ

君の

あのキメゼリフが

もう

聞けない

泉谷じゃないけど

認めない

衝撃が強すぎて

歌なんて

詠めないよ


ごきげんなライブを

もう一度


合掌



白き杖

2009年3月6日 ポエム
 
いつもの
 
駅前の交差点
 
いつものように
 
彼女は
 
杖を握り
 
真っ直ぐ
 
前を見ている
 

信号が変わる
 

動き出さない彼女 
 
あっ
 
街宣車が流す音に
 
車の流れの音が
 
人の流れが
 
わからないのかな
 
そう思って
 
「信号変わりましたよ
 
 何かお手伝いできることありますか」
 

初めて聞いた
 
彼女の声
 
「ありがとう
 
 でも、私は大丈夫です
 
 貴女のことをしてください」

 
そう
 
人のお世話より
 
自分が自分になにをしているのか
 
なにをしようとしているのか
 

 

 
つえなきみ
 ひろがりしみち
  はてなきて
   かげろうのごとく
    ゆらりといっぽ
 
 
 
杖無き身
 拡がりし道程
  果てなきて
   陽炎のごとく
    ゆらりと一歩

 
 


   



暦は

とうに

コートを

脱ぎ捨てたというのに

心残りの

冬が

息を吹き返した



なごりゆき
 きみおくるあさ
  しずしずと
   じゅうのゆび
    てんにつきだし

 
なごり雪
 君送る朝
  静閑と
   十の指
    天に突き出し
 


 
じゅうのゆび
 わがかみすくい
  からみあう
   こころとかして
    わがみただよう
 
 
十の指
 我が髪すくい
  絡み合う
   心融かして
    我が身漂う
 
 
 
 
 
 
 

暮れの空

2008年12月27日 ポエム
 
クリスマスの

喧騒が遠退き
 
新しい年の

足音が聞こえてくる
 

見上げて
 
今日の空を
 

誰にとっても 

怒涛の一年 
 
あんなこと

そんなことは
 
過去のことと
 
清浄な空が
 
広がっていく
 
 
 

そらがある
 このこころにも
  またきょうも
   はてなきそらに
    われただよいて
 
 
 
 
空がある
 この心にも
  また今日も
   果てなき宙に
    吾漂いて










 
 

 

 

秋なのに

2008年11月15日 ポエム

街が

色づき始めた

秋なのに
 
二人の夜は
 
春霞
 
万の花びらが流れていく


 
ゆるゆると
 ときをきざみて
  よりそいて
   ことのはかわす
    ぬくもりうれし
 
 
 
     ゆるゆると
      時を刻みて
       寄り添いて
        言の葉交わす
         温もり嬉し






目を交わし
 グラス交わして
  時交す
   この身その身に
    交して幾瀬


 
 



見たよ
新宿の雑踏に
たたずむ君を
 
あれから幾つめの秋
  
紀伊国屋で
ほしい本に
手がとどかなくて
背伸びしていた私
君はなんなく捕って
渡してくれたね
 
それから
毎週木曜日に
君も
私も
そのコーナーにいたね
 
いつしか
言葉を交わし
いつしか
手を繋ぎ
なにに笑っているのか
わからぬままに
二人笑って
新宿を漂っていたよね
 
高校生の私には
院生の君は
大人すぎて
眩しくて
いつも
いつも背伸び
あの本の前のように
きっと
背伸びしすぎて
疲れたのかな
 
無口になった秋に
君も
私も
それぞれ歩き出した
 
その君を
見たよ
あの雑踏の中で
 
気付いて欲しい
気付かないで
 
人待ちの君を
ショーウインドウ越しに
見つめていたよ
 
蘇る香り
あのコロンを
今でもつけていますか

別れた後も
雑踏の中で
あの香りに
何度
振り返ったでしょう


お待たせの声に
振り向く君
その笑顔は
あのときのまま
 
笑顔の先には
同僚?
素敵な人が
現れるのを
待っていたのに
残念

そう
もう
私も背伸びはしない
振り返りはしない

君は
優しくあろうと
今でも
あくせくしているのですか
 
 
 
ガラスごし
なつかしかおり
よみがえる
ふらりたちよる
きのくにや5かい

 
 
硝子越し
懐かし香り
甦る
ふらり立ち寄る
紀伊国屋5階



ぎんなんを
ひろいあつめて
なげあって
においにふきだす
じんぐうのもり
 

銀杏を
拾い集めて
投げ合って
臭いに吹きだす
神宮の森





  

もゆる想いをⅡ

2008年9月23日 相聞
 
伝えた好きに
 
好きが返ってきて
 
浮き立つ心
 
でも
 
私の好きと
 
あなたの好きは
 
同じなのかしら・・・・


伝えるだけでいいと
 
思っていたのに
 
見つめて欲しくなって
 
抱きしめてもらいたくなって
 
メールのない日は
 
羊の数が無限大
 
想いは

燃え盛るばかりの日々が

 
どれだけの満月を見上げたのかしら
 
いまは
 
あなたが
 
そこにいいるだけで
 
それでいいの
 
 


つきあびて
 くるいしこころ
  もてあます
   さしだすうでに
    そっとすがりて
 
 
 
     月浴びて
      狂いし心
       持て余す
        差し出す腕に
         そっと縋りて









 


かくとだに
えやはいぶきの
さしも草
さしも知らじな
もゆるおもいを
 
      藤原実方朝臣
 
 
こんなにも

あなたが恋しくて

思いはつのるばかりなのに

たった一言

あなたを恋い慕っていると

伝えたいのに

口に出すことができない

あぁ

あの伊吹山の

さしも草のように

人知れず燃える

この心

身も心も

恋の炎で

燃え尽きてしまう

あなたは

このおもいを

知らないでしょうね



めぐりあい
 もゆるおもいに
  みをこがす
   もとめしきみへ
    めーるのこいぶみ
 

    巡り逢い
     燃ゆる想いに
      身を焦がす
       求めし君に
        メールの恋文

 



久々の百人一首です
この歌は、百人一首の中でも一番技巧的?
掛詞が2つ、縁語に倒置法に同音反復の序詞と
修辞技巧のオンパレードです
その技巧には感心するのですが
どうにも好きになれない一首です
贈られた女性は素直に喜んだのでしょうか…
私は、ストレートに好きと言われたい






    


7月2日の日記

2008年7月2日
初めてのひみつのみ

さくら

2008年3月29日 コメント (3)
 
 
今年も
 
また
 
桜の咲く
 
この日々が
 

すきです
 
この花が
 
 
まだか
 
まだかと
 
固い蕾を
 
見詰める日々も
 
 
ふくらみ始めた
 
蕾に
 
ふうぅと
 
息吹きかける日々も

 
日差しを受けて
 
これ見よがしに
 
咲き誇る日々も
 
 
春の悪戯な風に
 
舞い散る日々も
 
 
そう
 
君の指に
 
触れた
 
あの春から
 
そう
 
狂おしいまでに
 
好きな花になりました
 

また
 
咲き乱れる春です
 
また
 
君の
 
その指に
 
そっと
 
触れ
 
春が
 
体を巡りまわっています

 
 
慈しむ
 間もない時を
  知りつつも
   春爛漫を
    今年も二人

 
  
 
 

 

 

 

 

祝杯

2007年12月19日 雑歌・百人一種
 
外は
 
木枯らしだというのに
 
心は
 
満ち充ちて
 
溢れだしそう
 

君が人知れず
 
何度も
 
天を仰ぎ
 
何度も
 
溜息をつき
 
何度も
 
眠れぬ夜をすごし
 
そして
 
手を取り合って
 
慈しみ
 
愛しあう
 
つかの間の時を貪り
 
また
 
何度も
 
何度もの
 
溜息をついたから
 
手に入れられた
 
 
ずーっと
 
見ていたから
 
心から
 
おめでとうがいえる

 
 
過ぎし日の
 心の檻に
  リボンかけ
   お疲れさまと
    明日へ羽ばたく



抱きしめて
 よかったよねと
  それだけを
   囁きかける
    この日嬉しく




 

 

恋歌

2007年11月10日コメント (2)
 
 
 
 
 
恋の歌詠めども尽きぬこの想い
     あまたの言葉今日も集めし

 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 

 

再会

2007年11月9日
 
 
あなたが差し出す
 
その手を
 
そっと
 
握り返す
 
 
こころと
 
こころが

そっと
 
また
 
ひとつに
 
あなたの笑顔が
 
うれしい

 
からませし
 ゆびにみえぬは
  あかきいと
   からみからませ
    あさひまぶしく
 
 
 
      絡ませし
       指に見えぬは
         朱き糸
          絡み絡ませ
           朝陽眩しく
 
 
 
 
 
 
ムコ多糖症新薬の承認了承=最多患者の2型−厚労省分科会
10月3日13時34分配信 時事通信

厚生労働省薬事・食品衛生審議会薬事分科会は3日、先天性の難病「ムコ多糖症」で最も患者が多い2型の治療薬の承認を了承した。
了承されたのは、製薬会社「ジェンザイム・ジャパン」(東京都千代田区)が今年1月末に承認申請していた「エラプレース」(一般名・イデュルスルファーゼ)。
ムコ多糖症は遺伝子異常で代謝がうまくできず、体内に「ムコ多糖」が蓄積してしまう病気。1型から7型まである(5型は欠番)。

同省によると、国内に数百人の患者がいるが、うち2型の患者は150人程度と最も多い。1、2、6型の治療薬があるが、昨年10月に1型の治療薬が承認され、今年8月には6型の治療薬が承認申請された。
***************************
以上、記事全文のコピーです。

 
患者さんにとって夢がもてる前進ではないでしょうか
でも、まだ始まったばかり
長い目で見て行きたいと思います

一人ができること

2007年9月29日
 
りンク先のフィオナさんの志に賛同して
コピーを貼りました
お読みになって、賛同された方は
お友達との話題などにしていただいて
多くの方に知っていただけたらと思います
 
私自身は病院で入院している子や
患者さんの子供達に本を読むボランティアをしています
病名を知らされず、それでも明日を信じて
頑張っている子供達が多くいます
私達にできることは少ないけれど
一人一人ができることから始めませんか
 
       ☆  ☆  ☆  ☆

《ムコ多糖症》という病気を知ってますか?

この病気は人間の中でも小さい子達に見られる病気です。
しかし、この《ムコ多糖症》と言う病気はあまり世間で
知られていない(日本では300人位発病)つまり社会的認知度が
低い為に今厚生省やその他製薬会社が様々な理由を付けて最も
安全な投薬治療をする為の薬の許可をだしてくれません。

《ムコ多糖症》は日々病状が悪くなる病気で、発祥すると
殆どの人が10〜15歳で亡くなります。
8月7日「SCHOOL OF LOCK」というラジオ番組で湘南乃風の
若旦那が語ってから私達に出来ることを考えました。

それで思いついたのがこのバトンという方法です。

5〜6歳の子が厚生省にスーツ姿で出向いて自分達が生きる
為に必死に頭をさげてたりしています。
この子達を救う為に私達ができる事は、この病気を多くの
社会人に知ってもらって早く薬が許可されるよう努力する事
だと思います・・みなさん協力お願いします。

[ムコ多糖症]
ムコ多糖を分解する酵素が先天的に欠損している為、
体内に蓄積することで様々な異常が引き起こされる病気。

多くの場合、身体や精神の発達遅滞、骨の変形、水頭症等も
伴う。重症の場合は成人前に死亡する。

今のところ有効な治療法が無いので、 骨髄移植や遺伝子治療の
臨床成果が待たれる病気の1つである。

http://www.muconet.jp/
 
いただきます

おいしいね

うん
おいしいね
 
いつものお酒も

おいしね

いつものサラダも

おいしいね

 
  

えみうかべ
 ふたりでたべる
  おいしいね
   きみのくちびる
    うんおいしいね

 
 
 
 
 
 
 
 

月一夜

2007年9月26日
 
 
名月浮かぶ 
 
羽田沖 
 
銀色の翼が
 
きらきら一機
 
また一機
 
 
見慣れた景色
 

一人で見る風景は
 
記憶となり
 
いつしか
 
忘却の闇に消える
 
君と見た風景は
 
思い出となり
 
いつしか
 
心の疼きに
 
 
 
つきをめで
 きみをめでたる
  あきのよは
   むしのねきえて
    ふたりのかたり
 
 

月を愛で
 君を愛でたる
  秋の夜は
   虫の音消えて
    二人の語り
 
  
 
 
 

西陽さす

2007年9月20日
季節は秋なのに 
 
君を照らす
 
陽は強く 
 
君の影は濃い
 

君が語る
 
引きずられた影が
 
濃さを増す
 
君が語る
 
頷く私
 
君が語る
 
傾ぐ私の首
 
君が語る
 
薄くなる影
 
 
 
新涼の影みなやさし我聴けば

 
語りても
 語り尽きぬは
  君の影
   そっと掬いて
    そっと抱きしめ


今逢いし君へのメール早く飛べ

 
 
 
 

真夏の夜の夢

2007年8月25日
 
テーブルに座って
 
二人でワインを飲んでいた

 
やがて 
 
それが

 
心と心
 
肌と肌を触れ合う
 
喜びの花に

そして

きみを

知り尽くしていない

恐怖心と
 
好奇心が
 
花ひらく
 
 

私は天使と結婚したのかもしれない
 


つかのまの
 えいえんのとき
  すぎたれば
   きみのことだま
    かがやきをます
 
 
 

束の間の
 永遠のとき
  すぎたれば
   君の言霊
    輝きをます

 
 
 

 
 
 

 

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