水雲抄 弐 掲示板より
2003年6月30日 雑歌・百人一種恋の歌詠めども尽きぬこの想い
あまたの言葉今日も集めし
あっぷっぷ〜みつめみつめしきみなれば
恥ずかし想いそっと目泳がす
ため息と嘯きながら吐息つく
くすぐる夜風うなじにからみて
からからと空に浮かびしかざぐるま
不安の風体よじりて
マロニエのゆれる街角君と行く
ワインとチーズ楽しい重さ
この恋を夢物語と言えなくて
最終章をそっと破りし
迷わせる風にウインク投げキッス
夏はらむ宵ときめきを呼ぶ
丘に立つ君が遠くに見える日は
ときめきの風そよ風に似て
クローバーの野原に沈みて空見上ぐ
流るる雲は帆船になり
月想い心のさざなみ騒げども
緑にむせしとき移ろいて
口ずさむ想い出の唄は秘密なの
カラオケで聴く日気分はブルー
青嵐ふくにまかせよ恋天気
大樹はさんでいまはみえねど
よりそいし君の心を想うとき
頬紅に静かに染まる
藤花と一緒に揺れる蜘蛛の子も
絡ませしあやいとといてまるつくり
覗きしそらは満願の笑み
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