百人一首 三番 長々し夜を
2002年6月8日 雑歌・百人一種あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
長々し夜を ひとりかも寝ん
(柿本人麻呂)
夜
つがいの山鳥は
谷を隔てて
朝を待つ
なぜ
山鳥の尾のような
長い
長い夜を
いつあけるとも知れぬ
この夜を
ひとりぼっちで
あなたを想い
あなたの温もりを
慕いつつ
冷えた体を
抱きしめていなければいけないの
ねぇ
いつになったら
あえるの
ひとりぼっち
そうおもわせない
きみだけど
ながながしよは
よわりもぞする
ひとりぼっち
そう思わせない
君だけど
長々し夜は
弱りもぞする
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